FAX・コピー機・プリンタ機 その①

これまで、このお役立ち情報ではネットワークやセキュリティ関係、電話や光回線についての情報をメインにお伝えしてきました。

今回からは、事務所のネットワーク上には欠かせない、プリンターやFAX・コピー機・複合機などの情報をお伝えしていきたいと思います。

●FAX・コピー・プリンタ機の選択肢

電話回線やインターネット回線のインフラと同様に、オフィスには当たり前に利用されるFAX・コピー機・プリンタ機器。
30年近く前には、ただ送受信するだけのロール紙FAXだけでも数十万の予算を必要としましたが今では一般家庭でも当たり前にFAX・プリンタ・パソコンがある時代になりました。
会社や事務所で利用するにも、お仕事の内容や、量、規模によって導入形態も選択肢があるようになりました。

主な導入選択肢として

1.量販店(家電)
2.中古機
3.新品

の3パターンが考えられますよね。今回はまず1の「量販店(家電)で導入する場合」のメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

1.量販店(家電)での導入

【メリット】

・なんといっても導入コストが安い!
ちょっと昔であれば、ほぼ利用頻度がない場合でも、それなりの予算で導入しなくてはなりませんでしたが、とりあえず使えればよいということであればA4タイプのインクジェット機であれば、複合機でも数万円で導入できます。

・買い替えに抵抗・負担が少ない
導入して、使いづらい・調子が悪い、などの場合でも安い分、高価な業務向けの商品に比べれば他のメーカーや機種に買い替えることに、負担感が少なくなります。
それなりの業務量があっても、故障を前提に頻繁に買い替えて使うという方法をとられる方もいます。

・SOHO向けもあり

 量販店やネットで購入できる商品は、家庭用限定というわけではありません。多少の業務で使うことを前提として、SOHO向け商品も取り揃えられていますよね。お仕事の内容・規模によっては、これで十分。という方もたくさんいらっしゃいます。

【デメリット】

・使用量が多い場合には不向き

やはり使用量が多くなってくると、業務用のものよりは当然不具合が多くなってきます。
耐久性・スピードも劣りますので、お仕事の妨げや、ストレスになる可能性もあります。

・迅速なメンテナンス、サポートは期待できない
通常は機械が故障しても、サービスマンが来てくれるわけではありません。
お店に持ち込んでのメーカー対応か、直接メーカーに代替機を送ってもらい、故障機をメーカーに送る。修理品が届いたら代替機をメーカーに送り返すなど手間ががかかります。
サポート窓口も慢性的に込み合っており、問い合わせに対しても迅速なレスポンスは期待できません。

・ランニングコストが高くつく
機械を安く提供して、消耗品で回収するのがメーカーのビジネスモデルです。
一定の使用量を超えてくると、トータルの維持費として、業務用を検討した方がコスト的にも効率的にも良い場合が出てきます。
パソコンの普及に伴い、家庭でも会社でも、コピーだけでなく、印刷という作業が増え商品の選択肢も様々になりました。
「コスト最優先、いやサポート優先、いやいや機能性重視」
いろいろお考えはあると思います。

お仕事の内容によってできるだけ適した選択をしたいですよね。

次回は業務タイプのマシン選択について、考えてみたいと思います。